A 立ち方、座り方、歩き方、お辞儀の仕方といった基本的な身体の使い方から、物の扱い、訪問、お茶菓子の頂き方のような日常の動作に
ついて、無駄が無く、美しく、さらに身体の機能にそった動き方を稽古します。さらには、元服式や袴着といった伝統行事についても学
びます。
Q 騎射を稽古できる場所は、どこにありますか?
A 現在は、神奈川県鎌倉市、東京都杉並区、栃木県日光市、京都府京都市、奈良県奈良市で稽古をしております。愛知県にお住まいの方が
奈良県の稽古場へ、茨城県の方が神奈川県まで稽古にいらしてます。
Q どのように稽古は進められていくのですか?
A 基本的には、全員で稽古を行っていきますが、それぞれ稽古をされている方の稽古歴や習得度合いが異なりますので、それぞれに合わせ
て指導をしていきます。
Q 礼法の稽古をする際の服装は、着物でないといけないのですか?
A 着物であることにこしたことはありませんが、動きやすい服装であれば結構です。ただし、ジーパンやミニスカート、手を上げるとお腹
が見える服装はご遠慮ください。
Q 稽古風景を見学させていただくことは可能ですか?
A 基本的には可能です。儀式の稽古などをしている場合はお断りすることもございますので、事前にご連絡をしてくだされば、日程の調整
が可能です。
Q 月謝はどのくらいかかりますか?
A 小笠原流は流儀を教えることで生計を立ててはならないという家訓があるため、伝統の維持ならびに普及に必要な最低限の月謝を頂いて
おります。
Q 小笠原流礼法と弓馬術礼法小笠原流は同じものなのですか?
A 小笠原流というのは、礼法・弓術(弓道)・弓馬術(流鏑馬)の三つを教授するものでその中の一つに礼法があります。礼法が楷書で、弓
術が行書、流鏑馬が草書であるといわれています。小笠原流礼法は弓馬術礼法小笠原流の一部なのです。小笠原流礼法は登録商標で、小
笠原教場以外の人がこの名称を使って礼法を教授することは出来ません。
Q 流鏑馬をやられている方達はどのような方々なのでしょうか?
A 弓に興味のある方、乗馬をしておられていた方、またまったく初めてで流鏑馬を見て感動したからという方も居られます。出来れば小学
生位から始めるのが一番上達いたします。
Q 流鏑馬で使う馬はいつも同じ馬なのですか?
A 執行場所によって馬は変わります。流鏑馬を行うところの近くの乗馬クラブから借馬することが一般的です。
Q 流鏑馬の大会というのはあるのですか?
A 小笠原流は神事として行われる流鏑馬が主体です。他の団体では流鏑馬を競技として行っておられるところもありますが、小笠原流では
厳格な作法に基づく伝統の保存に努めております。
Q 小笠原流主催の射会はあるのですか?
A 毎年5月に小笠原教場主催の射会を開催いたします。
Q 小笠原流の道具は特徴的ですが、どうしてですか?
A 弓は免許により三品籐弓、修善弓、相位弓、重籐弓と変わります。ユガケは免許により紫の革紐、紫の継指等があります。使っている道
具でその方の位がわかるようになっています。
Q 当流の現在のページに勤務と書いてありますが、仕事もされているのですか?
A 徳川時代には将軍家指南役として禄を食んで居りましたが、明治になり、一般に対して教授をするようになると、経済を考えて流儀を教
えると、おのずから弟子との妥協が起こって、流儀の品位が卑しくなることを戒めていると同時に、弟子をふやすために自然に無理がで
きてくることを考えてのことです。ですから必ず他に生業をもっていることが求められております。