礼法について
 

Q 小笠原流礼法と弓馬術礼法小笠原流は同じものなのですか?

 
A  小笠原流というのは、礼法・弓術(弓道)・弓馬術(流鏑馬)の三つを教授するものでその中の一つに礼法があります。礼法が楷書で、弓術が行書、流鏑馬が草書であるといわれています。小笠原流礼法は弓馬術礼法小笠原流の一部なのです。小笠原流礼法は登録商標で、小笠原教場以外の人がこの名称を使って礼法を教授することは出来ません。
 
 

 
騎射について
 
Q 流鏑馬をやられている方達はどのような方々なのでしょうか?
 
A 弓に興味のある方、乗馬をしておられていた方、またまったく初めてで流鏑馬を見て感動したからという方も居られます。出来れば小学生位から始めるのが一番上達いたします。
 
 
Q 流鏑馬で使う馬はいつも同じ馬なのですか?
 
A  執行場所によって馬は変わります。流鏑馬を行うところの近くの乗馬クラブから借馬することが一般的です。
 
 
Q 流鏑馬の大会というのはあるのですか?
 
A 小笠原流は神事として行われる流鏑馬が主体です。他の団体では流鏑馬を競技として行っておられるところもありますが、小笠原流では厳格な作法に基づく伝統の保存に努めております。
 
 

 
歩射について
 
Q 小笠原流主催の射会はあるのですか?
 
A 毎年5月に小笠原教場主催の射会を開催いたします。
 
 
Q 小笠原流の道具は特徴的ですが、どうしてですか?
 
A 弓は免許により三品籐弓、修善弓、相位弓、重籐弓と変わります。ユガケは免許により紫の革紐、紫の継指等があります。
 
 
 

 
その他
 
Q 当流の現在のページに勤務と書いてありますが、仕事もされているのですか?
 
A 徳川時代には将軍家指南役として禄を食んで居りましたが、明治になり、一般に対して教授をするようになると、経済を考えて流儀を教えると、おのずから弟子との妥協が起こって、流儀の品位が卑しくなることを戒めていると同時に、弟子をふやすために自然に無理ができてくることを考えてのことです。ですから必ず他に生業をもっていることが求められております。