小笠原流
English
     
  礼法
小笠原流の礼法は武家礼法です。初代小笠原長清が源頼朝公の命により、公家の文化を取り入れた武家の式法が考案され、室町時代になり確立しました。武家の礼法とは実用的、無駄を省き能率的、合理的、民族的に納得でき、『美』として映ることです。こうした考え方を取り入れた動作は現在の日常生活にも活かすことができます。立ち姿勢、座った姿勢、お辞儀といった基本の動作から、お茶の出し方、襖の開け方などの動きを通して、武家礼法を伝えています。さらに、人生の通過儀礼である、髪置きの祝い、袴着、元服式なども武家の式法に則ったかたちを今に伝えています。


歩射
歩射とは、地上で弓を引くことの総称です。鎌倉時代に考案された式法が伝わっています。蟇目の儀、百々手式、大的式、三々九手挟式、草鹿式などがあり、現在全国各地の神社で執行しています。無駄を省き、理にかない、礼法に従った動きをするのが小笠原流の式法です。


騎射
馬の上から弓をひくことの総称です。騎射三つ物として、流鏑馬・笠懸・犬追物が有名です。鎌倉時代に、武家の式法としての騎射が確立されました。現在、流鏑馬と笠懸を執行しております。